
ここから本文です。
最終更新日:2010年4月1日
今や女性のガンの第1位は乳がんです。
ここ渋川総合病院では、おっぱいのレントゲン写真マンモグラフィーを始め、エコー、視触診などの検査ができ、もしも病気が見つかった場合、MRIの検査や手術まで行うことができます。
日本人女性の乳がんは年々増えてきています。80年代では50人に1人の発病が、今では23人に1人の割合になっています。発病のピークは40歳代後半から50歳代前半とされています。
早期の乳がんはかなり高い確率で治ります。この確率は発見が早ければ早いほど高くなります。
ご自分でおっぱいを見たり、触ったりして、変わったことはないですか?
もし、違和感があれば、すぐに受診しましょう!ないからといって安心はできません。乳がんにはしこりを作らないものもあるのです。これを探すものが、今話題のおっぱいのレントゲン写真マンモグラフィです。そのマンモグラフィについて、お話していきたいと思います。
お風呂に入ったときなどに、ご自分で視触診乳がんの自己検診法をしてみてください。手を上に上げたときに、えくぼのように皮膚がへこんでいるところはありませんか?おっぱいを触ってしこりを感じることがありませんか?
黄色や赤などの異常な分泌がありませんか?もし心当たりがあるようでしたら受診をお勧めします。これらがないからといって安心はできません。乳がんの中にはしこりを作らないで、乳管に沿って病気が進んでいくものもあります。そして、しこりとして触れる前の初期の乳がん、これらを見つけるためにマンモグラフィが大変重要となります。
少しでも気になるようなことがありましたら受診しましょう。
マンモグラフィでは乳腺は白く見え、脂肪は黒く見えます。白く見える乳腺の中に腫瘍がないか、乳腺を引っ張って引きつれている様なところはないかを見ます。そして、乳腺より白く、石灰化といわれるカルシウムでできた小さな石のような病変を、この検査では見つけることができます。石灰化はギザギザしているもの、丸いもの、大きいもの、よく見ないとわからないくらい小さいもの、一つしかないもの、いくつか固まりになっているものなどさまざまで、これらを見ると良性、悪性の判断が付きます。
腫瘍も同じように大きさや形などで診断することができます。
しかし、いろいろな乳房があります。乳腺は年齢とともに脂肪に置き換わっていきます。脂肪に置き換わり、マンモグラフィで黒いところが多くなった乳房は、病気を見つけやすいのですが、乳腺がたくさんあり、白っぽい乳房の方などは、病気が乳腺の中に隠れてしまって、マンモグラフィだけでは病気が見つけにくいこともあります。そのような場合には視触診※1やエコー※2などの検査をすることもあります。
※1視触診(先生が見たり、触ってみて病気があるか、ないかを診ます。)
※2エコー (超音波検査のこと。おなかの赤ちゃんを診る時に行う検査と同じ検査です。)
痛いと聞いたから受けたくない。怖い・・。などの理由でマンモグラフィを躊躇されている方もいらっしゃるかと思います。その"痛い"の理由は乳房を圧迫して写真を撮っているからです。この圧迫がマンモグラフィの撮影において、とても大きな意味を持っており、これがなければ病気を見落としてしまうこともあります。圧迫をすることによって、乳房の厚みを均一にします。このため、見えづらいところができるのを防ぎます。被ばくの量が減ります。動きを抑えます。乳腺の重なりを少なくして、病気を見つけやすくします。
痛みは人それぞれ異なりますが、我慢できないほど痛くはありません。思っていたより痛くないとおっしゃる方もたくさんいらっしゃいます。
放射線による被ばくを気にされる方もいらっしゃるかと思います。マンモグラフィ1回の撮影での被ばくの量は、東京からニューヨークへ飛行機で行くときに浴びる宇宙線とほぼ同じ量です。
