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最終更新日:2010年4月1日
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セカンドオピニオンとは、直訳すれば「第2の意見」ですが、現在かかっている医師以外に診断・治療方針などの意見を聞くことをいい、米国では広く普及しています。日本でも最近、セカンドオピニオン外来を設ける医療施設が増えてきました。
なぜ、このようなことが必要なのでしょうか。それは病院や医師の技術水準が均一ではなく、すべての人が適切な診療を受けているとは限らないからです。
また、あなたを診察している医師が思いつかなかったり知らなかったりしたほかの期待できる治療法が、見つかる可能性があるからです。
乳がんの診断・治療を例にとってお話ししましょう。
診断は、視・触診、マンモグラフィ(乳房撮影)、超音波検査などで行われますが、乳房撮影写真などの判読力は医師によってかなりの差があります。セカンドオピニオンで不要な試験切除が避けられるかもしれません。
また、試験切除を行った場合でも、診断経験の豊富な病理医でなければ鑑別診断ができないものもあります。いずれも医師の診断能力が大きくかかわってきます。
手術を行う場合、同じ大きさや部位のがんでも乳房切除術を行うか乳房温存術を行うか、医師によって適応が異なります。もし、あなたが乳がんだとしても、乳房を全部取る必要がないかもしれません。
また、手術後の再発予防には、リンパ節転移やホルモン感受性などから、世界的に推奨されている標準の適切な薬剤選択基準があり、定期的に見直しが行われています。自分の受けている治療が標準治療なのかどうかも分かります。
大事なことは、EBM(evidence based medicine:根拠に基づいた医療)に従った十分な説明のもとに行われているかどうかです。再発した場合、どこで適切な、または治験も含めた最新の治療が受けられるかが分かります。
セカンドオピニオン外来を受診する際は、できれば主治医の紹介状(診断、病状・治療の経過を書いたもの)、X線写真などの資料を持って行くほうがよいでしょう。
主治医との関係を心配する人もいますが、今は情報開示の時代ですので、それを拒むような主治医は時代遅れといえます。
大事なことは、最終判断はあなたが行うということです。
がんなどの病気について相談したら、放射線科医は放射線治療を、外科医は外科治療を、内科医は抗がん剤を用いた化学療法を勧めるかもしれません。治療の効果、予後、副作用、費用などを含めて検討し、自分に最もあった納得できる治療を受けるのが最善と思います。